Status:ポートフォリオの現状

8月もドル安傾向を引き継いで、米長期金利が0.6%台で推移する中、金先物価格やS&P500やNASDAQ総合が新高値突破だったね!

せやな、ドルの購買力示す「ドルインデックス」は約2年ぶりの低水準と、FRBの金融緩和長期化に対する姿勢を織り込んだ格好やな。
出所:TradingView「マーケット指数」

NASDAQ総合に続いてS&P500 も過去最高値更新で、つみたてNISAの含み益も2桁プラスで、コロナ禍でも地道な継続投資が実ってきた!

背景にあるのはFRBの金融政策に対するコミットメントや米政府の追加経済政策の合意等が投資家心理の改善を後押ししてるって事かな。

結局、長期目線でみれば、2月以降の急落局面は買いで正解だったし、そもそも投資の目的を見直すと・・・「老後の資産形成」やろ?

あっ、そっか、「じぶん年金」⇔「配当所得の最大化」
今月の配当金いくらだったのかな(ワクワク)
①シニアライフで必要な生活費:約27万円/月、約324万円/年
②必要な運用元本:約9,257万円
③必要な利回り:約5%(米国株ポートフォリオの配当利回り)⇒税引後3.5%

さて、運用状況のサマリーはこんな感じかな↓↓

本ポートフォリオ初の無配株のTSLAを新規購入した事で、YOCは微減に

新規購入のTSLA, AVGOにより「一般消費財・サービス」「情報技術」セクターの割合が拡大

今月はかなり機動的に銘柄の入れ替えしたみたいやな!

そーいえば、RDS.BとJPMが外されてるよね??

そうさ。RDS.Bは損切り、JPMは入れ替えでBLKを購入だね。評価上は大きな損切りだったケド、ようやく決断できた感じかな。
⇒YOCが大幅に低下かつ、配当原資のCFは大幅減に②長期保有による含み損の改善に期待できるか
⇒低インフレかつ、超低金利の長期化から原油価格の低迷も然り

なるほどな、減配と値下がりのダブルパンチが売りの決め手って訳か。英BPも減配発表したし、XOMはダウ平均から除外って(泣)

高配当が魅力で人気の投資先だったケド、長期保有でも原油価格の回復の見込みが薄いなら仕方なかったのかな?

うん、最近のESG投資の普及見てると、化石燃料に依存してる企業はますます淘汰されていきそうだからね。って事でリセットしました(笑)

新規購入は通信インフラ向け半導体メーカーのAVGOに世界最大の資産運用会社のBLK、そして電気自動車トップのTSLAか!

AVGOは潤沢なCFをてこに凄まじい増配率さ!過去5年の年複利成長率は55%超と驚異的で、長期保有によるYOCアップに期待したいな。
AVGO, BLK共に連続増配年数は10年かつ、5年スパンではS&P500をアウトパフォーム

うん、連続増配するためには配当原資となるCashをしっかり稼げる優良銘柄である事が条件って感じかな。

賛成だな。加えて、銘柄かつ投資セクターの分散する事で、偏りすぎずにバランスの取れたポートフォリオをデザインしたいよな。

そうだね。なるべく景気循環サイクルに対応できるように「ETF+連続増配銘柄」に分散投資する事が課題だね!

赤枠:保有セクター

QQQがポートフォリオ全体の1/4を占めてるケド、金融セクターが含まれないから個別銘柄でカバーだね。でも金融株は難しい・・・

たあのバフェット氏もGSを全て、JPMやUSBといった銀行株を売却してたよな。まぁ超低金利が長期化するなら逆風だし無理もないか。

でも新規購入のBLKも金融株よね?JPMを売ってまで購入した根拠は?

BLKはトップブランドの「iShares」が好調で、同社の資産総額は6月時点で資産運用額は約7.3兆ドルとコロナ禍前と同水準まで回復!
株式相場の急伸で1000億ドル(10兆円超)の新規投資マネーが流入し、運用資産は7.3兆ドルと19年末の過去最高(7.4兆ドル)に迫った。
出所:日本経済新聞「ブラックロック、投資マネー10兆円流入 コロナ影響」

確かに「iShares」は米ETF市場におけるマーケットシェアで3割超と圧倒的に強いもんな!パッシブ運用の機関投資家マネーが後押しやな。

配当利回りも大事だケド、一番はブランド価値の高いビジネスモデルを持つ企業がコロナ禍、そして将来に渡って生き残るのよね!

ああ、RDSBの減配がポートフォリオを見直すきかっけになったね(笑)高配当オンリーまたは、景気敏感セクターに偏るのも僕にはNGだね。

あの大減配は辛いよな(泣)

同じく(泣)って事で、ポートフォリオのルールも少し見直して、セクター・銘柄を分散投資する項目を追加したんだよ!
リバランスの必要性⇒「運用方針」と「分散投資」のバランス調整!
1. YOCが5%になるように投資(ポートフォリオの加重平均値):未達!
2. セクター別リターン上位3業種より最低2銘柄ずつ投資:達成!
⇒「ヘルスケア」+「生活必需品」+「情報技術」
3. 2以外のセクターも分散投資対象として検討(ETF・REIT含む)
⇒「資本財・サービス」「一般消費財・サービス」「公益」など:達成!
4. 理想の銘柄数は20銘柄以上⇒ウェイト5%が目安:未達!
*個別銘柄の株価が半値時の影響⇒全体の2.5%に限定!

そーいえば、「不動産」「一般消費財」セクターは投資対象になるのかな??

「一般消費財」はQQQにないMCDだね。「不動産」セクターも投資対象だケド、大手のネット証券でも取り扱いが少ないんだよ💦

今のところ、米国REIT(ETF)に投資するのが最善やな。コスト低くて、運用実績が20年近くあるこの2つがオススメやな。
~米国REIT~
⇒配当利回り:3.25%
⇒信託報酬:0.42%・RWR:SPDR® ダウ・ジョーンズ REIT ETF
⇒配当利回り:3.73%
⇒信託報酬:0.25%

さて、8月末時点でのポートフォリオはこんな感じさ↓↓

新規購入:AVGO, BLK, TSLA 売却:RDSB、MO(一部)

保有銘柄がトータル12銘柄と分散投資は順調みたいね!ところで「Earnings Yield」って?

「株式益回り」の事で、株価バリュエーションを見るPERの逆数なんだよ。長期的には株式の実質トータルリターンと近似するとして、将来的に期待できるリターンをザックリ見積もる指標だね。
株式益回り(%)=(1株当たり純利益÷株価)×100
出所:出所:ifinance.ne.jp 「株式益回り」

なるほど「配当」という確定利益かつ、企業が実際に稼ぐ「純利益」の利回りを参考にする事で、高配当株に偏らず、長期的に株価の上昇に期待できる銘柄を保有するって事か。

そうだね。RDS.Bの減配が良い教訓になったよ。長期的に見れば、利益成長というファンダメンタルズが株価に反映されるのが自然だからね。結局、配当原資になる利益を維持・成長できるかだね!

「Cash is King!」って事ね!

仰る通り!シーゲル教授の研究だと、米国株式のリターンは約6.8%だから、ポートフォリオの益回りだと7.0%がベンチマークだね!


Dividends:受取り配当金

2020年の予想配当金は2,614ドルで、前年比でみると約10%ダウンだね。無配のTSLAのせいだケド、配当再投資の継続で純増してくよ!


暴落相場で苦しい時こそ、「配当所得のありがたみ」がよう分かるわ!長期投資する上で忍耐強く耐える事が必要な一方、配当という「インカムゲイン」があるから脱落せずに継続投資しやすいもんな。

結局、ポートフォリオ全体で、3%弱マイナスだケド、運用方針に基づいて投資してるから気にせずに「配当所得の最大化」に向けて継続投資するのみ!このチャートが何よりもモチベーションになる!

「連続増配銘柄×入金再投資」⇒「配当所得の最大化」やな!

うん、毎年この「右肩上がりの配当成長」を見れる事が長期投資家にとって「心の支え」なのよね。年初から始めた「つみたてNISA」の成績はマイナスだケド、20年先に投資してるんだから気にせず継続します!
2020年8月末時点の「つみたてNISA」評価額

出所:「Money Forward ME」

含み益が順調にアップ!積立て投資のおかげで購入単価が抑えられるんは強いな。ドルコスト平均法のメリット♪

「コロナショック」でもコツコツ地道に楽しくマイペースに長期投資していこう!「弱気相場」も僕らの味方だと思って(笑)