Status:ポートフォリオの現状

7月はコロナ感染者の急増と並行して先進国の長期金利が過去最低水準に低下する中、金やハイテク株が選好された相場だったね!

せやな、金の先物価格は9年ぶりに高値更新で大台の2,000ドル突破したし、NASDAQ総合も過去最高値更新やったもんな。
出所:Bloomberg「Markets Stocks」

7月は月間ベースで米国株式主要3指数揃ってプラスリターンね!4-6期のGDP落ち込みはワーストだったのにね(笑)

ああ、ただFOMCでの金融政策に対するコミットメントや米政府の追加経済政策の合意等が投資家心理の改善を後押しする展開だね!

結局、長期目線でみれば、2月以降の急落局面は買いで正解だったし、そもそも投資の目的を見直すと・・・「老後の資産形成」やろ?

あっ、そっか、「じぶん年金」⇔「配当所得の最大化」
今月の配当金いくらだったのかな(ワクワク)
①シニアライフで必要な生活費:約27万円/月、約324万円/年
②必要な運用元本:約9,257万円
③必要な利回り:約5%(米国株ポートフォリオの配当利回り)⇒税引後3.5%

さて、運用状況のサマリーはこんな感じかな↓↓

値下がりしたDUKの買い増しに加え、+2.38の増配発表のMOによりYOCが微増

米銀最大手のJPMを新規購入、DUKの買い増しにより金融、公益セクターの割合が微増

今月も「投資セクターの分散」を念頭に買い増した感じやな。

うん、公益・資本財・金融といった業種の割合が少ないから買い増し余力があった訳ね。

うん、QQQとMSFTの2銘柄の割合が4割強で「情報通信」に少し偏っているから今後は景気に敏感なセクターにも分散投資するんだよ!

出所:Invesco QQQ「Portfolioas of 07/31/2020 」

「情報技術」「電気通信」「一般消費財」の上位3セクターで約8割強を占めるんだね。特に「一般消費財」セクターはQQQでカバーね!

そうなんだよ。本音言うと、「GAFAM+α」で良いトコどり狙いかな。それに「NASDAQ100指数」連動って事で、米国主要3指数を長期的に超えるリターンに期待してるよ。
過去20年間のリターン比較 (QQQ vs 米国株主要3指数)
~NASDAQ100指数について~
一般にNASDAQにおいて「ナスダック総合指数」が全ての上場銘柄で構成されのに対して、ナスダック100指数は金融以外の時価総額上位100銘柄のみから構成されるのが大きな違いとなっています
出所:ifinance.ne.jp「ナスダック100指数」

QQQでセクターかつ、より大型の銘柄に分散投資できるのがメリット訳だな! 一方、個別株は高配当なディフェンシブ銘柄って感じか。

そうだね。なるべく景気循環サイクルに対応できるように「ETF+高配当連続増配銘柄」に分散投資する事が課題だね!

赤枠:保有セクター

なるほど、QQQは景気敏感セクターの割合が50%超だから、個別株はなるべく景気後退局面に強いセクターにする方が望ましいよね。

ああ、RDSBの減配がポートフォリオを見直すきかっけになったね(笑)高配当オンリーまたは、景気敏感セクターに偏るのも僕にはNGだね。

あの大減配は辛いよな(泣)

同じく(泣)って事で、ポートフォリオのルールも少し見直して、セクター・銘柄を分散投資する項目を追加したんだよ!
リバランスの必要性⇒「運用方針」と「分散投資」のバランス調整!
1. YOCが5%になるように投資(ポートフォリオの加重平均値)
2. セクター別リターン上位3業種より最低2銘柄ずつ投資
⇒「ヘルスケア」+「生活必需品」+「情報技術」
3. 2以外のセクターも分散投資対象として検討(ETF・REIT含む)
⇒「資本財・サービス」「一般消費財・サービス」「公益」など
4. 理想の銘柄数は20銘柄以上⇒ウェイト5%が目安
*個別銘柄の株価が半値時の影響⇒全体の2.5%に限定!

そーいえば、「金融」「不動産」「一般消費財」セクターは投資対象になるのかな??

「一般消費財」はQQQにないMCDだね。「金融」「不動産」セクターも投資対象だよ。今回買い増したJPMやOも有力候補だね

確かに「金融」は配当利回り高いケド、FRBによると「配当制限措置」も今後あり得るから減配リスクはあるよな!

7月末時点でのポートフォリオはこんな感じさ↓↓

買い増し:DUK, KO/新規購入:JPM (ウエイトはコストベース)

YOCが前月比で少しアップね!ところで「Earning Yield」って?

「株式益回り」の事で、株価バリュエーションを見るPERの逆数なんだよ。長期的には株式の実質トータルリターンと近似するとして、将来的に期待できるリターンをザックリ見積もる指標だね。
株式益回り(%)=(1株当たり純利益÷株価)×100
出所:出所:ifinance.ne.jp 「株式益回り」

なるほど「配当」という確定利益かつ、企業が実際に稼ぐ「純利益」の利回りを参考にする事で、高配当株に偏らず、長期的に株価の上昇に期待できる銘柄を保有するって事か。

そうだね。RDS.Bの減配が良い教訓になったよ。長期的に見れば、利益成長というファンダメンタルズが株価に反映されるのが自然だからね。結局、配当原資になる利益を維持・成長できるかだね!

「Cash is King!」って事ね!

仰る通り!シーゲル教授の研究だと、米国株式のリターンは約6.8%だから、ポートフォリオの益回りだと7.0%がベンチマークだね!



Dividends:受取り配当金

現在、2020年の予想配当金は2,906ドルで、前年比でみると約31%アップかな。「弱気相場」で相場が低迷しても、割安に買い増せるから、気にせず、淡々と「入金再投資」を継続していくよ!


暴落相場で苦しい時こそ、「配当所得のありがたみ」がよう分かるわ!長期投資する上で忍耐強く耐える事が必要な一方、配当という「インカムゲイン」があるから脱落せずに継続投資しやすいもんな。

結局、ポートフォリオ全体で、3%弱マイナスだケド、運用方針に基づいて投資してるから気にせずに「配当所得の最大化」に向けて継続投資するのみ!このチャートが何よりもモチベーションになる!

月次配当所得の推移 (入金再投資込み)

「連続増配銘柄×入金再投資」⇒「配当所得の最大化」やな!

うん、毎年この「右肩上がりの配当成長」を見れる事が長期投資家にとって「心の支え」なのよね。年初から始めた「つみたてNISA」の成績はマイナスだケド、20年先に投資してるんだから気にせず継続します!
2020年7月末時点の「つみたてNISA」評価額

出所:「Money Forward ME」

含み益が順調にアップ!積立て投資のおかげで購入単価が抑えられるんは強いな。ドルコスト平均法のメリット♪

「コロナショック」でもコツコツ地道に楽しくマイペースに長期投資していこう!「弱気相場」も僕らの味方だと思って(笑)